11歳 男子 サッカー部
紹介で来院。
3年前にサッカー練習中に足首を剥離骨折。2年前には右手指腱断裂。
そのほかに1年に1,2回と繰り返す癖になった捻挫、腰痛、膝痛、背中の痛み、アレルギー性鼻炎。
今回の症状は、かかとの痛み(練習後特に痛くなる)、内くるぶし上の痛み。走ると痛い、かかとを着くと痛い。
触診をするとアキレス腱に腫れがあり、熱をもっている。
このまま放っておくと断裂の可能性もある。ふくらはぎから大腿の前後までガチガチに張っている。膝は曲がっていてあおむけで寝ていても伸びきらない。
疲労がたまっている証拠だ。これでは負担がかかり、痛みが出て当然といった状態だ。
まず大腿前後の張りを解消する。すぐに張りはとれた。その効果がふくらはぎにも良い影響をあたえ、ふくらはぎの張りもとれていている。
引き続きふくらはぎの張りを解消するとアキレス腱の腫れが引き、熱ももたなくなった。
大きく変化がでた為、立って歩いてもらうことに。
歩く、小走りをする。
「大丈夫です、痛くないです」
練習あとにかかとの痛みが強くでるということで、実際に外で長い距離を走ってもらうことに。
声をかけずに見ているともくもくと走る。
しばらくして、
「ちょっと痛みがでました」ということなので、
足首の動きの修正、かかと・足裏の疲労をとり、もう1度外を走ってもらうことに。
「大丈夫です、痛くないです」
これだけ走っていたくなければ大丈夫だろうというくらい走った。
午後から練習ということで全身を整えて施術を終了した。
話をきくと、練習を休めない為、かかとの下にクッションをあて練習をしているようだ。クッションをひけば痛みは緩和される。
だが、このように保護してしまうと、からだはすぐに退化してしまう。
サポーター、テーピングも同様に良くないことなので注意しておきたい。
今回の痛みの原因はおおかた疲労によるものだろう。
練習後しっかりとしたケア、ストレッチを行っていないことが大きな要因のひとつだ。
(まぁ、大半のクラブチーム・部活・学生スポーツをやっている子はこれができていない場合が多い)
その日、翌日と連絡がなく、どうしているかと気にかけていた数日後に、お母さんが施術にこられたので話を聞いた。
その後痛みはなく、日々練習をおこなっているようだ。
しっかりストレッチをするように念をおしておいた。
また、こんな感想をいただいた。
いろんな病院へいっては痛みのともなう施術だったようで、当院では気持ち良くて寝てしまいそうだったと。
回復して良かった。
なかむら自然形体院
住所:東京都板橋区蓮根3-2-14城戸ビル1A
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